2010-06-21

着道楽


母や叔母・知人からいただいた帯がたくさんあるのですが
私の持っているどの着物にも色が合わなくて
コーディネートしやすい着物をずっと探していました

が とうとう出会えたのです!
銀座奥野ビルの4階にある「円窓乃やゝ」さんで
私を待っていたのは灰色の紬

明るめの灰色に 写真ではわかりにくいですが
光の加減で桃色にほんのりと光ります
そして裏は藤桃色


気づくか気づかないかくらいの光沢が素敵
試着したらサイズもぴったり!
170cmある私はサイズの合う着物が売っていることは希なので
財布の中をすっからかんにして帰宅

今までベンチを温めていた選手(帯)たちが
一斉にウォーミングアップをはじめました

箪笥のなかの帯を出したり しまったり
広げたり 畳んだり

暫し眺め うっとり

着物や帯の柄は何度眺めても見飽きません

染め抜かれた季節の草花や
身の回りの団扇や籠目がモチーフになっている美しい文様
日本ならではのモノタイプなどなど

そして コレ!という柄に出会った時の
気持ちといったらもうまさに「物欲の権化」
着道楽で家を潰してしまう気持ちもわかります
(幸い私には潰すものがありませんが)


先日は遊びに来てくれた友人を着せ替え
小柄な彼女に浅葱色の単衣が似合うこと似合うこと


二人で組み合わせを決めるだけでも
小一時間かかっていました



着物は脱いでしまいましたが
そのあと一緒にランチをしに「猪口屋」さん
鴨肉やバイ貝の壺焼きをつついていたら
辛みおろし蕎麦登場〜 辛い美味しい〜
この日は いつもおなかがいっぱいで食べられなかった
「梅酒ソースのブラマンジェ」もいただきました 幸せ



猪口屋さんのお姉さんも着物が似合いそうです
紺の大島紬にたすき掛け 帯は・・・と頭の中で妄想着せ替え

そんな風に想像するのもまた楽しいのでした







夕顔 のんびりと成長中