2011-03-14

ともしび





交錯する誤った情報と正しい情報

被災している方が連絡手段のない中で
やっとつかんだ情報が
もしも誤った情報だったら

無知が暴力を生んでしまう


そして都市生活そのものが暴力であること

原子力発電所のトラブル

私たちの快適な都市生活のために
被災地やその近郊の方々が
恐怖の中にさらされていることから
目を背けてはいけないと思いました


家じゅうを明るくしての生活
冬の暖かすぎる部屋での薄着
夏の涼しすぎる部屋での厚着

夜更かしして映画を見て
明かりをつけたまま眠ったり

自分たちの生活の少しの我慢や気づかいが
無関心から生まれる暴力をとめられるということ


普段 漠然とは気をつけていたことが
停電の可能性を目の前にして
改めて思い知らされる


何がおこっているのか
何が大切なことなのか


いつも知ろうとする姿勢を忘れないでいたい
恐怖を克服するために知識を深めたい
そして恐怖や無関心から
暴力が生まれないようにしたい


それから

否定の中からは真実が見つけにくいということも
あらためて感じたことの一つ


自分の思い込みや感情にながされることなく
相手の話に耳を傾けて
真実を知ろうとすること


そして本当の意味での真実というものは
人によって少しずつ違っていて
尊重しあうべきものだっていうこと


けなし合っているだけでは
何も生まれないということ


親切心 思いやり
うすっぺらい言葉に中身を補うのは
たしか想像力だったはず


被災した子どもたちが 平穏な時間のなかで
未知への好奇心でワクワクしながら暮らすような日が
一日でも早くやってきますように

そしてそれを見守る人々に
たくさんの笑顔があふれますように
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