7月19日の海の日
茅ヶ崎は浜降祭というお祭りでした
起源については色々な説があるのですが
私が小さな頃から聞いていたのは
川に落ちて行方不明になった寒川神社のご神体を
南湖の網元である鈴木孫七さんが漁の最中に発見して届けたことから
寒川神社のお神輿が南湖の浜で「みそぎ」をするようになり
その他の神社もそれに習って浜に降りるようになったのだとか
日本にはたくさんのお祭りがあって
早さを競ったり 何かを奪い合ったり
観客を熱狂させるようなものもあるけれど
茅ヶ崎の夏祭りは「みそぎ」です
なんて可愛らしいのでしょうか(失礼かしら?)
19日の朝に西浜海岸に着くように
神社を出るのですが
神社から西浜海岸への距離もそれぞれちがうので
スタートする時間も違うし
担いでいる方々をみても 急いでいる様子はなくて
お祭り自体をとっても楽しんでいる雰囲気です
私が産まれていない頃の浜降祭の写真が飾ってありました
そして地元の女性たちは10年ごとに当番制で
御神輿の担ぎ手の方たちへ振る舞うお食事を作ります
今年も10年ぶりに手伝いに行きました
18日の22:00に神社に集合
到着してみると
そこには85kgのお米がありました
これに「梅ちりめん」を混ぜておむすびを作るのです
「梅ちりめん」を混ぜるだけでも重労働
混ぜているうちに 自分が混ぜているモノが
お米に見えなくなってきてしまいます
混ぜる人・結ぶ人・つめる人・冷ます人
みんなで手分けしてどんどんおむすびが出来上がっていきました
ちなみに10年前は昆布でしたよ
混ぜるのとっても大変なので昆布や梅がいいです
どうか10年後はちりめんじゃありませんように!!
その後 おでんや豚汁の下準備をして解散
くたくたになって帰りました
それから数時間後
窓の外が騒がしくなって大きな声が聞こえてきます
時計を見ると朝の4時
「ドッコイソーリャー ドッコイドッコイ!!」
お布団の中で丸くなっている私の耳に
だんだんと近づいて そして離れていく御神輿のにぎやかな音
二度寝から起きるとお祭りは終わっているのでした
これは浜から上がってきて街を練り歩いている違う地区の御神輿
寝坊のわたしにはこの写真しか撮れませんでした(笑)
夕顔 よいしょっ